- ESTAって乗り継ぎにも必要?
- 申請を忘れてた!出国当日でもまだ間に合う?
- 承認までの時間はどれくらい?
- ESTAの認証が間に合わなければどうなる?
そんな、ESTAにまつわる疑問のあれこれ、急いでいる方のための申請に失敗しないコツをまとめました。
ESTAは乗り継ぎでアメリカを経由するだけでも必須!
日本発のカンクンへの直行便はありません。その為、アメリカを経由するフライトが一般的なのですが、この乗り継ぎでアメリカの空港を経由するだけでもESTAの申請が絶対に必要です。
代理店を通して旅行やフライトの予約をした場合は、代理で取得をしてくれたり、申請をするように連絡があるので忘れることもないと思いますが、個人手配で予約をした場合は各自で気がついて申請しておかなければいけません。
今回利用したエクスペディアでは、ホテルとフライトを自由な組み合わせで選択して、セルフで入力した予約フォームを送信するとそのままエントリーされ、予約が確定します。
予約番号、フライト詳細、ホテル詳細に関するメールが届き完了。後は当日に出発すればOK。よくも悪くも以上です。
予約確定メール内にも、エスタの申請についての記載はありませんでした。
私は初めての個人手配旅行ということで、事前にいろいろ調べていたので、乗り継ぎだけでもエスタは必要ということを知りました。
ですが、旅慣れている人ほど、うっかり忘れてしまうかもしれません。
エスタの認証許可がないと、出国することもできないので、なるべく早めの申請をおすすめします。
要確認!ESTAの注意点
ESTA(エスタ)の有効期限や申請期限など事前に知っておきたいポイントです。
- 有効期限は2年間
- パスポートの期限切れに注意
- 出発の72時間前までに申請する
- 年齢に関わらず乳幼児でも必要
ESTAの有効期限について
ESTAの有効期限は、ESTAを取得した日から2年間、または パスポートの有効期限のどちらか早いほうです。
2018年7月に同時に申請した下記の例も、パスポートの有効期限ごとに、2年を待たずして認証切れとなっています。

パスポートを更新したり期限切れで再取得するとパスポート番号が変わるため、パスポートに紐付けされているESTAも無効になるので注意です。
2年の期限がギリギリの場合…
アメリカへの入国時は期限内、帰路の出国時は期限切れ、という場合であれば大丈夫です。
ただ、入国当日に期限切れというケースの場合、フライトの遅延やその他の理由により、過ぎてしまったとなると面倒なことになるので、再度申請して取得し直しておいた方が安全かもしれません。
ESTAには「更新」という手段はないため、あらためて取得のし直しが必要になります。
ESTAが必要なのは?
米国への渡航期間が90日以内、目的が商用または観光、訪問者ビザを取得していない、すべての海外旅行者に申請が義務づけられています。
赤ちゃんでも幼児でも年齢を問わず、申請が必要です。
グアムやサイパンは基本不要ですが、取得しておくと入国手続きが早く済むというメリットがあります。
エスタの申請料金は?
料金は一人につき14$です。
個々に申請してもまとめてグループ申請しても、トータルの金額は変わりません。
ESTA申請の流れ
ESTAの申請自体はセルフでできます。特に難しいことはありません。
ただし入力する項目数が割と多いので、そこそこ時間がかかります。(平均記入時間は23分とのこと)
郵送やFAXなどでの対応窓口はありません。
オンライン申請のみです。
ESTA(エスタ)の公式サイトはこちら
公式ウェブは、米国 国土安全保障省のサイト内にあります。
公式ウェブにアクセスすると英語表記になっていますが、右上の国旗のマークから、日本語に切替えができます。
サイトは日本語に切り替えても、名前や住所などはローマ字表記の入力です。パスポートと同じ綴りです。スペル間違いにも注意しましょう。
検索からでもアクセスできますが、偽物サイトも紛れているので注意です。
また、申請代行のサイトも存在していて、利用すると申請料金の14US㌦に手数料が上乗せされて請求されます。
基本はセルフでできる手続きなので、知らずに代行サイト経由で手続きしないように注意です。
正規の公式サイトなら、URLアドレスの(.)ドットの後ろが【 gov 】となっています。
government(政府)のドメインです。
エスタの申請に必要な事項
申請時は、パスポートとクレジットカードを手元に用意しておきましょう。
- 氏名・生年月日
- メールアドレス
- パスポート情報(パスポート番号、発行国、有効期限)、画像
- クレジットカード情報(カード番号、有効期限、CVV)
クレカのCVVは、カード裏面にある3桁のセキュリティコードです。
ペイパル経由での支払いも可能です。
ESTAの申請は6ステップ
新規の申請 ➡ 個人による申請 OR グループによる申請 ➡ セキュリティに関する通告を確認して続行 ➡ 新規の申請者を追加と進んだ後は下記の6ステップとなります。

- 免責事項を確認して合意にチェック
- 申請者情報の入力+パスポート画像のアップロード
- 渡航情報
- 適格性に関する質問
- 申請内容を確認する
- 支払い
上記の流れです。
支払いまで完了し認証が承認されたらそれでOKです。
データはパスポートのICチップに書き込まれるので、特にプリントアウトして用紙を持参しなくても大丈夫です。
そういうわたしは、なんとなく?念のため持って行ってしまいますけど…これまで提出を求められたことはありません。
申請から許可までの最短時間は?
基本的には72時間以内となっています。3日以内ですね。
ただ、早ければ数分というケースから数時間などと、特に問題がなければ即日に許可がおりていることも多いようです。
我が家の場合は、2014年の4月に取得した時は数日かかりましたが、今回2018年7月はものの数分で「許可」となっていました。
ということからも、当日になって「忘れてた!」と気がついたり、空港のチェックイン時に指摘されて初めて気がついた場合でも、なんとか間に合ったという事例もあります。
一方で、残念ながら間に合わなかったケースもあります。
スマホからも申請できるので、ネット環境がなくても空港へ向かう途中でも、気がついたその場で申請すればギリギリすべりこめる率も高くなります。
あまり無いかもしれませんが、運悪くメンテナンスの時間とかぶってしまうこともあり得るので、余裕をもって手続きすることに越したことはありません。
72時間以内に結果がでるため、それまでの申請が推奨となっていますが、万一「 拒否 」となった場合のその後の対応にかかる時間も考えるとなるべく早めに申請しておくと安心です。
自分自身は全く問題が無くても、全国の同姓同名の中に審査に抵触する事項があり、審査落ちしたという例も実際にありますので。
ESTA申請に失敗しないためのコツ
一番、大事なのは焦らないことです!
人はあせっている時はミスをする確率が高まります。入力内容に誤りがあっても送信後は修正が不可ですし、誤りがあると「拒否」という結果になってしまいます。
いちど拒否になるとややこしくなります。
余分に時間や再申請の費用もかかりますし、ビザの取得が必要になる場合もあります。
なので、焦らず!一字一句間違えることのないように、何度も確認した上で送信です!!
入力する項目が多いので、一刻を争う場合は、グループ申請ではなく、各自で「個人による申請」を選択した方が時間の節約になります。
質問事項も慎重に…
質問事項がけっこうあります。
渡航歴、疾患歴や犯罪歴やら行動などの適格性、これらは重要事項なので、問題があれば認証されませんし、「いいえ」なのに「はい」を選択するなどのうっかりミスをしても拒否となってしまいます。
基本は全てが「いいえ」であれば問題なしですが、事実と異なる回答をしてしまうと余計にややこしくなるので、1つ1つ落ち着いて質問を読みつつ正確な回答を入力することが大事です。
誤った解答で申請拒否となった場合、24時間は再申請はできません。24時間経過後にあらためて正しい情報を入力して申請手続きを行うと以前の情報は破棄されます。
質問事項を下記に画像にて紹介しておきます。


ESTAの申請を忘れていたら出国できません。
意外となんとかなるのでは…とも考えがちですが、なんともなりません…!
ESTA申請が義務付けされた直後は、入国審査時に指摘はされつつも、その場で用紙による申請 ➡ 許可により入国できたという事例もあったようです。
ただし現在では、アメリカに向かう飛行機にはESTAなしでは搭乗することもできません。
運が良ければ当日に申請しても間に合うこともあり得ますが、搭乗予定のフライトのチェックインの締め切り時間までに許可がおりなければ、そこまでです。
フライトの振替えをしてもらえることも…
空港まできて予定の便に乗れなかったら…この時点で、この世の終わりのような気持ちになってしまうかもしれませんが、生きていればこれ以上の悲劇も起こることでしょう。
まだ完全終了ではありません。
まずは落ち着きましょう。
締め切り後でも、エスタの許可が下りた時点で、とりあえず出国はできる状態になりました。
予約した航空会社に対応してもらえるか相談してみましょう。振替え便の手配をしてもらえるかもしれません。
LCCなどの格安航空券の場合は厳しいかもしれませんが、そうでなければ望みも高いです。
追加料金なしで振り替えてもらえる可能性もありますし、中には翌日便のビジネスクラスにアップグレードとなったという強運な方もいます。(振替便の空席状況によるためで、本当にまれだと思いますが)
それでもダメなら、基本は買い直しです。
航空会社の都合でなく自己都合なので、返金も難しいと考えた方が賢明でしょう。
空席があれば買い直して、はれて出国ができます。
渡航先ではこのことを吹き飛ばす勢いで何倍も楽しむのみですね♫