海外でスマホを普通に使ってたら60万円の請求がきた…
旅行先でプレイしたポケモンGOで通信料の請求が100万越え…
そんなエピソードやパケ死って言葉も、ひと昔前のことのようにも思えますが、実際に海外でスマホを利用するとなったら、他人事ではなく心配ですよね。
- 海外で高額請求がこないためのスマホの設定を教えて!
- カメラや時計の利用だけなら課金されない?
- インスタやLINEはいつも通り使いたい。格安で使うには?
- 機内モードで電話の待ち受けってできるの?
こういった疑問を解消します。
そもそも通信料って定額設定にできるということは、実際はいくら…みたいな金額に意味はあるんだろうか…
海外のスマホ利用。高額請求を避ける事前設定
思わぬ高額な請求が発生しないためにも事前に要確認です。
電話の利用予定がない方はこちら
スマホをオフラインにする設定
いったん全てを遮断します。
端末の設定 ➡ 接続 ➡ 機内モードをON
これで、通話、メッセージ機能、および[モバイルデータ]がオフになります。
渡航中、この機能を確実にONにしておけば、余計な通信料が発生することはないのでまず安心です。
カメラや時計、オフライン状態で使えるアプリは変わらず使えます。
ただし、この機能で使えないのは電話の待ち受けです。
発信だけならそのタイミングでONとOFFの切替えをすればOKですが、機内モードがONになっている状態では着信もできません。
フリーWi-Fiは活用する
端末の設定 ➡ 接続 ➡ 機内モードをON ➡ Wi-FiをON
機内モードをONにすると、Wi-Fiも連動してオフになりますが(端末や機種の違いはあるかも)、Wi-Fiは手動でオンにしておけば空港などのフリーWi-FiやWi-Fiルーターの利用も可能です。
電話の利用予定がある方の設定はこちら
通信のみ遮断したいケースです。
日本から電話連絡がくる可能性がある、現地のツアー会社から着信予定、など通話待ちの状態にしておくには、下記の設定にします。
機内モードはオンにしません。
この状態でWi-Fiが繋がっていれば、電話の発着信ができます。
Wi-Fi環境があれば、モバイルデータが完全OFFになっていても電話は使えます。
実際のところは、モバイルデータがONになっていても、Wi-Fiが繋がっていれば通信はWi-Fiが優先して通信が発生するので問題ないそうですが、念のためモバイルデータはOFFにしておけば安心です。
目的別。海外でのスマホの賢い使い方。
慣れていない地だからこそ道やお店を調べたり、同行者と連絡をとりあったり、インスタを更新したり…スマホが使えれば本当に便利です。
高額請求は避けつつ、なるべく格安でスマホでインターネットを使いこなす方法を調べてみました。
大まかに違いを説明するなら…
現地で別行動して連絡を取り合いたいなら、docomoやauなどでそれぞれで契約。
1台のルーター契約を複数人でシェアしたり、タブレットやパソコンも使いたいならモバイルWi-Fiの契約がおすすめです。
キャリアのデータ定額プランを使う
いつものスマホをそのまま使えます。
モバイルWi-Fiと違って、契約➡レンタル➡持ち歩く➡返却という手間が省けるのがメリットです。
docomoの海外プラン
パケットパック海外オプション

現地に到着するまでの前後の日をカットできるので、3日以上のプランはリーズナブルですね。
このプランの他に、最大 ¥2980/日のデータ量無制限の海外パケ・ホーダイもあります。申込不要のプランです。
auの場合
auの世界データ定額
<24時間980円>という利用料金で、ふだん日本で利用しているデータ定額サービス/料金プランの容量から消費してデータ通信が利用できるというもの。
世界データ定額というauアプリを事前にダウンロードしておき、現地についてからなどの好きなタイミングで利用開始ボタンを押すだけ!
その時点から24時間がスタートします。
24時間をワンセットとして時間が経過したら自動で終了となるので、2セットめも好きなタイミングでスタートすればOK。
利用開始と停止を自由に切替えができてトータルで24時間ならムダなく使えて最高なのですが、24時間連続というのは睡眠時間もあるのでちょっと微妙な気もします。
せめて6時間とか12時間単位なら。。
とはいえ、au STAR会員(無料)なら、「au STAR ギフト」として、毎月1回24時間分の世界データ定額を無料で利用できるという特典もあるので、うまく利用すればけっこうお得です。
月をまたいでいるなら2回ぶん使えますしね。
auの世界データ定額の口コミ
問題なく使えるという口コミもある中、使えないという声もありました。

この<世界データ定額>を使うつもりでいたのに、渡航したら使えなかった…となると不便ですしがっかりですね。
ネット環境が必須の場合は、他も検討した方がいいかもしれません。
SoftBank
海外パケットし放題
申込が不要でデータローミングをオンにするだけで利用OK
日本時間を基準に1日の利用バイト数が25MBまでは1980円/日、25MB以上が2980円/日、という料金設定になっています。
対象となるのは、海外でのS!メール(MMS)、ウェブ、テザリングなどすべてのデータ通信。
音声通話、TVコール、SMSは対象外です。
定額のためそれ以上の金額にはならないという安心もありますが、割高感はちょっとあるかも。
eSIMを購入する
おすすめはeSIM!
対応端末なら、格安&手間なしでコスパばっちり。
物理的なルーターやSIMがないので、受取や返却の手間がありません。
対象国内であればデザリングも可能です。
モバイルWi-Fiをレンタルする
Wi-Fiルーターを借りて渡航先に持って行く方法です。
モバイルWi-Fiのメリットとデメリット
- データを分け合える
- 目的に合わせたプランで節約に
- レンタル&返却の必要あり
- 同行者と離れていると使えない
- キャリア会社のプランより格安の場合も
- レンタル期間は出国から帰国までの日数で計算
- タブレット端末やノートパソコンにも使える
先に紹介の携帯のキャリア向けのプランの場合は、端末ごとのデータ契約となりそれぞれに料金が発生しますが、モバイルWi-Fiの場合は1台のレンタルでみんなでデータを使えて割り勘もOK。節約になります。
ただ、別行動やはぐれてしまった時などの連絡用には使えないという欠点もあります。
また、レンタル&返却についてですが、郵送や空港でのやり取りになるので、大した手間はかかりません。
また日数のカウントが、現地にいる時間やデータ通信を利用している期間だけじゃなく、レンタルしている期間まるごとの日数で料金が計算されるのはちょっと難点。。
わたしはノートPC持参、同行の家族は基本 別行動しない予定だったので、Wi-Fiルーターのレンタルにしました。
モバイルWi-Fiの比較や選び方、口コミの記事はこちら。